バックナンバーの魅力

雑誌を読まなくても、ちょんと生きていけそうですが、雑誌があると、人生はワクワクします。不思議です。
「表紙が素敵だ!」「あ、気になっていたことの特集!」「連載のコラムが好きなのです」自分の気持ちにピタっとくる雑誌があると、毎日が「よし」と思えてしまうもの。
雑誌のエネルギーを感じます。

バックナンバーがズラリと並ぶ本屋さんがあると、ちょっとうれしくなります。
買いそびれた本に「あら、なつかしい」とか「今日、ここで手に入るなんて!」の想いはもちろんですが、よろこびはそれだけではありません。バックナンバーの魅力は、もっと広くて深いのです。

たとえば旅行に行きたい、京都に行きたい、そんな気持ちがフツフツしてくる。
京都本を探しながら、「『Casa』の特集号が読みたいなあ」と思ったりする。
表紙の風景、ことばの選び方、ページの雰囲気、紙質、Casaがやっぱり好きなわけで、
ガイドブックもいいんだけど、『Casa』の京都が読みたい、読みたい!の気持ちは抑えられなくなります。その気持ちにこたえてくれる本屋さんに、胸が高鳴ります。


たとえば、海外旅行に行くとして、今まで候補にあがらなかった場所が急浮上、なんてときもあり、旅行に行くと心に決めたものの、さて、どこに行きましょうと迷いはじめるときもあり。

「CREA」の特集を眺めていると、どの国も本当に素敵です。歴史、文化、表紙の贅沢な雰囲気に憧れの気持ちが膨らみます。

「なんだかフランスに行きたくなってきた」が私のなかに生まれたり、何回も行っているはずなのに、やっぱり台湾に行きたくなってきたり…、どんな気持ちにもこたえてれくるバックナンバー。よくぞ ここにいてくれましたと思うことたびたびです。



見ているだけでウキウキする海外の雑誌。
こんなにキュートな『Anthology』を見ている私は、おしゃれすぎるんじゃないだろうか、幸せすぎるんじゃないだろうか、はたまた”いけてる”かんじじゃないだろうか…と、勘違いしてしまいそうです。やっと見つけた雑誌ですから、ここはまとめ買いしたい。バックナンバーが充実している本屋さんなら、それがかなう!おうちの衣替えも一気に進みそうです。


ケトルは2011年創刊の好奇心をくすぐられる雑誌。

あのときは、あの人のよさがそこまでわからなかったけど、最近なんだか、あの人がいろいろ気になるんだけど…の気持ちにこたえてくれるバックナンバー。
特集されるそのひとを語る人もワンダフル。サラリとその人を語る名文とめぐり合える奇跡のバックナンバー、偉大です。



手書きの温かさを意識した雑誌『Pen』。建物、海外、文具、デザイン、あらゆるジャンルから飛び出すテーマに、知的好奇心やライフスタイル、趣味やカルチャーのアンテナをすべてを総動員して、いろんなスイッチをオンにしてくれる雑誌です。
飛行機 気になる、移住 気になる、文具 気になる。すべての気になるに「今」こたえてくれるバックナンバー、毎日に大活躍です。




バックナンバーに囲まれながら、タイムスリップしたり、プチ逃避行に時間を忘れたり、バックナンバーありがとうと思いながら、蔦屋家電の1日は暮れていくのでした。
そんなわけで、蔦屋ツアーではバックナンバーツアーも楽しめます。ぜひ。