おいしいコーヒーをおいしく飲もう。
コーヒーをめぐる風景は大きく変化している。街を歩けば本格的なコーヒーに出合えて、その風景は僕たちの生活を楽しくステキにしてくれている。確かに、カフェがいっぱいある街角は嬉しいけど、自宅でコーヒーを楽しむスタイルも様々で、それもすごく楽しいと思う。
高級感ズッシリの全自動タイプやクラシカルなデザインが気になるサイフォン、コーヒーメーカーやコーヒーの味がしっかり表現されるコーヒープレスなどなど。手軽に本格的な器具やコーヒー豆が手に入るようになった。なんだかとても豊かだ。
コーヒーを飲むためにお湯を沸かす時間が僕は好きだ。忙しい毎日だけど、それくらいの余裕は意識してつくろうと思い立ち、10年くらい前から僕はヤカンでお湯を沸かしている。最新型のコーヒーマシンにも憧れるけど、湯気とにらめっこするこのスタイルを、もうしばらく続けようと思っている。湯気のボコボコを見て「お、きたきた」と感じるまでの時間、慣れると意外に長く感じない。
コーヒー豆の産地と言えばラテンアメリカ、インドネシア、そしてアフリカ。インドネシアの深みのあるしっとりした豆とフルーティーなアフリカの豆を飲むことが多かったけど、昨年あたりから、夏にアイスコーヒーを飲むようになり(きっかけは、コンビニのアイスコーヒーだけど)今年はカラットのど越しのいいラテンアメリカの豆の登場が増えた。結局コーヒーはみんな好きです(コーヒーがある風景が好きとも言える)。だから「この豆」とは決めず、その日の気分や季節でコーヒー豆を選ぶようになった。
美味しいコーヒーを飲むために、コーヒー豆を選ぶことも大事だけど、コーヒーを美味しく飲むためには、どんな風に入れるか、コーヒー豆をどんな風に保管するか、この2点も大事だ(・・・と僕は思っている。美味しいコーヒーを飲むこととコーヒーを美味しく飲むこと、コーヒーに対する2つの姿勢は似ているようでちょっと違う。そしてどちらも大事にしたい)。
天然水で入れると美味しいけど、水道水をしっかり沸騰させるのが僕流。ボコボコ大きな泡ができるくらい沸騰させる。お湯の温度はいろんな人のいろんな考えがあるようだけど、僕は熱めが好き。そして、沸騰したお湯を丁寧に優しくまあるく注いでいく時間も好きだ。
コーヒー豆は飲む直前に挽くのが一番おいしい。だけど、挽きすぎてしまうこともあって、そんな時は冷凍保存する。油性のマジックで挽いた日を保存袋に書くことがポイント。冷凍保存してもコーヒー豆が劣化しないわけではないので、シンプルなマジック管理は重要だ。それから、しっかり空気を抜くことも忘れない。挽いていなくてもコーヒー豆を開封したら、やっぱりその日を油性マジックで書いておく。豆のまま密封容器で冷暗所に保管する場合もやっぱりコーヒー豆は劣化するから、ここでもマジック管理はポイントになる。
愛用しているのはセラミックのドリッパー(ちなみにけど3つ穴)。器具をいろいろ見るのは楽しい。心惹かれるし、試してみたい気持ちにもなる。蔦屋家電のコーヒー器具の充実ぶりは見ているだけでワクワクする。コーヒーの世界が広くて深いことを実感すると、コーヒーをさらに味わい深くなる。だから、コーヒーを美味しく飲みたくなったら、ここに来てコーヒーへの感度を高めておく。とにかくステキな空間です。
そんなわけで、書いているうちにコーヒーがたまらなく飲みたくなってきたので、お湯を沸かしに行ってきます。
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