食べることは楽しいこと、うれしいこと、そして生きること

Interview3 食コンシェルジュに聞く 

第3回は食コンシェルジュの新庄佳子さんです。


ーなぜ「食」の世界に

お料理は好きでしたね。新卒で就職したときも、それは熱く調理家電を希望しましたし…(笑)

でも、結婚して子どもができて、子どもを育てて、責任を感じ始めたんです。「自分が食べさせているもので大きくなっている」そう思うと、しっかりしなくちゃいけないなと。そこから、自分なりに勉強を始めて、つくっているうちに工夫することが楽しくなってきて・・・。

それから、保育園の給食の仕事に就きました。そこで「食べることに貪欲な子どもたちは力強い」って気づいたんです。食べることは生きるうえで基本中の基本。大事にしなくてはいけないと痛感しました。

そんな経験を今の仕事に生かそうと心がけています。お客さまに気持ちよく過ごしていただきたい、気持ちよく帰っていただきたい。そんな空間づくりはもちろん、気軽に声をかけていただきたいと思っています。

食に関することはなんでもお話したいですね。離乳食で困っているとか、なかなか食べてくれないとか。


ー食への意識が高まる一方、食べることを後回しにする忙しさもあります

食べたものがカラダを強くする。シンプルですが、ここが大事。食育という言葉が誕生し、社会全体の食への意識が高まった。

市場が膨らんで朝ごはん、マクロビオティックなど、食に関する情報が増え、食においても自分スタイルを選べる時代になっている。じゃあ、コンビニはダメかというとそうは思っていません。(食に対して)気にしない人は気にしないものです。価値観はそれぞれですから、いいものを食べることは強要すべきことではないと感じます。わざと悪いものを食べる人なんていないはず、そう考えると悪いものを選んでいるという意識もないですしね。

外食やコンビニ食、提供する側の意識が大事だと思います。受け手側ではなく提供する側の意識が高まればいいと思いますね。


ーはじめてお料理をしてみたいという人にアドバイスをお願いします

手のこんだ料理もあれば、簡単にできるものもある。「簡単なお料理から」、あるいは「好きなお料理から」と、自分らしい”切り口”で始めるといいと思います。お菓子でもパンでも、心ひかれるものにチャレンジしてみましょう。


はじめての方に、ブルーノはオススメです。

目の前でお料理が出来上がると食べる楽しみが増えますね。パンケーキ、目玉焼き、ソーセージ、サッとできあがるお料理も得意です。

朝、温かいものが目の前にあると、やっぱりうれしくなります。ブルーノは見た目が明るいという点でもオススメです。コンパクト、キュートなスクエア、そしてカラフル。後片付けが簡単なことも魅力です。洗いやすいですよ。フッ素加工ですし。

バーミキュラのお鍋は国産、職人の技術が生きています。いろいろなお鍋がありますが、フタが密封できる点でかなり高得点。最強の無水調理が可能です。鍋底がリブ加工だったり、フタに持ち手がついていたり、おいしく調理するための工夫多く、スープ、グリル、煮込み料理、スイーツなど幅広く活躍してくれます。こちらもカラフルですからキッチンが明るくなりますね。



バルミューダで焼くパンは本当に美味しいですね。タッチではなくダイヤルで調整するのですが、トースト、クロワッサン、フランスパンなど、細かく調整できますし、たとえばクロワッサンを選べば、大きさに関係なくクロワッサンを一番おいしい状態に焼き上げてくれます。5ccの水を加えて焼く、このひと手間でパンはこんなにおいしくなるものだと、感動できます。


ー秋です。おいしいごはんを食べたいのですが

三菱の『本炭釜KAMADO』、贅沢ですが、やっぱり美味しいです。火力がおいしいごはんのポイントだということは、みなさんご存じだと思います。ガスのコンロで炊くと美味しいと言われる理由はそこですが、最近の炊飯器の火力、進化しているんです。

シリアルナンバー入りの本炭釜は職人の手によるもの。熱をしっかり封じ込めることで大火力を実現していて、みずみずしいシャキシャキごはん派には特にオススメです。

家電を上手に使うこともおいしさの秘訣です。



新庄佳子 1965年1月生まれ

やわらかい雰囲気は食卓の温かさそのもの。食べることは少し意識するだけで、もっとおいしくもっと楽しく、そしてシアワセな風景に変わります。自分らしく無理をしないで美味しく食べる工夫は、毎日を見直すきっかけになりそう。